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胚盤胞移植とはどういうものか。

分割胚をさらに培養した「胚盤胞を移植する。

体外受精においては、かねてより1つの「矛盾」が指摘され続けてきました。

通常の自然妊娠においては、卵管の両端に位置する卵管膨大部という場所で精子と卵子が出会い、受精卵は516日かけてゆっくりと卵管内を子宮内膜を目指して移動し、そして着床します。

着床時の受精卵は、細胞分裂が進み、200~400の細胞からなる胚盤胞と呼ばれる状態になっています。

しかし、体外受精においては、授精して1–2日経った4~8分割卵を子宮内に直接戻しますので、3-4日間のタイムラグがあることがかねてより指摘されてきたのです。

こうしたかたちでの体外受精が長期間おこなわれてきたのは、卵子が身体の外という非生理的な環境下に置かれる時間は、できるだけ短いほうがよいと考えられてきたということもあります。

そして何よりも、培養液や培養技術の限界で、培養器の中では胚盤胞にまで分化させることができなかったという事情がありました。

しかし培養技術や培養液の改良により、受精卵を5、6日まで培養して良好な胚盤胞にまで育てて戻すことが可能となってから、胚盤胞移植と呼ばれる技術が急速に普及するようになりました。

これにより、ほぼ自然妊娠と同じ状態の子宮内に胚(胚盤胞)を移植することができるようになったのです。

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